男抱山には、「男抱山物語」という物語が伝えれています。
江戸時代に白沢宿に住んでいた「きし江」という乙女と、
徳次郎の西根に病気療養に来ていた江戸の「勘九郎」の悲恋の物語です。
「勘九郎」は江戸に妻子を残して来ていた身だったらしく、
「きし江」が毎日3里の距離を会いに来るのが不憫に思い、
「きし江」が書いた恋文を燃やす煙(サイン)を「男抱山」から
「勘九郎」が見て気持ちを確認すると、提案したそうです。
一説によると、『この煙(サイン)』が、江戸時代前より、愛情を表現する、
仕法みたいです。
その行為を「きし江」の姉が知り、恋文を水にそそいでしまい、
そのために、煙の色が変わり、「きし江」の気持ちが変わったと
「勘九郎」は判断し、「きし江」の将来も考えて、江戸に帰ってしまいました。
「きし江」は、「男抱山」に駆けつけるも時既に遅し、食事も喉を通らずに
「男抱山山頂」の露とはかなく消えたそうです。
そのような「きし江」の純情に同情した村人たちが、山頂に社を建てて
弔ったそうです。
まぁ、昔の物語ですから。今なら「不倫」だとかで炎上です。
物語はさておき、頂上目指して出発です。
しばらく進むと、分岐路がありました。
もちろん、男抱山です。
途中、台風か大雨のためか倒木で祠が崩壊していました。
かなりの歳月が経っているように思えます。
山頂ちょっと手前に祠が!村人が建てた社は?これかも?!です。
でも、ちょっと新しいです。
ついに山頂です!
う〜ん・・、ここから「きし江のサイン」を確認していたのか・・
ロマンを感じます。
360度見渡せる展望です。
こちらは、山頂近くの「バランス岩」
以上!